ポーランド海洋博物館
モトワヴァ運河沿いにあり、幾つかの建物に分かれていますが、ひときわ目を引くのがこの木造のクレーンです。ジュラフと呼ばれ、ポーランド語で鶴(クレーン)という意味です。14-15世紀に造られたこの建物は荷物の積み下ろしに使われていました。現在は博物館として海洋博物館のコレクションを展示しています。
ⒸŁukasz Golowanow, 2008, CC-BY-SA3.0
ポーランド海洋博物館②
目を引く木造クレーンの対岸に第2次大戦後にポーランドで最初に造られた蒸気船ソーデック号が停泊していて内部を見学できます。ここは対岸と言ってもモトワヴァ運河の中州になり、左側の建物は穀物倉庫です。ここも博物館のひとつで内部を見学できます。
ⒸDerHexer, 2010, GDFL1.2, CC-BY-SA3.0,2.5,20,1.0
聖母マリア教会
は世界最大級のレンガ造りの教会です。1340年代から160年以上かけて作られたゴシック様式の教会です。あまりに大きいのでかなり遠くからでないと写真に全景が入らず、少しわかりにくいかもしれません。
ⒸPiotrus, 2010, GDFL1.2,CC-BY-SA3.0,2.5,2.0,1.0
ⒸKristian Dela 2009, CC-BY-SA2.0
教会のすぐ横にこんなミニチュアが置いてあります。上から見ると教会そのものが十字架の形をしているのがわかります。
15世紀に造られた天文時計です。下を歩く人からその大きさがわかります。
ⒸFotonews, 2011, CC-BY-SA3.0
聖母像の祭壇
ⒸFotonews, 2011, CC-BY-SA3.0
高い天井の主題壇
ⒸDerHexer, 2010, GDFL1.2, CC-BY-SA3.0,2.5,2.0,1.0
王室礼拝堂
グダニスクカトリック教徒の主導で1681年に建設されました。バロック様式のカトリックの礼拝堂で、隣にある聖マリア教会がプロテスタント教会であったときにカトリック教徒のための一時的な礼拝堂として建てられました。写真にはありませんが、少し手前にライオンさんが6頭寝そべっています。
ⒸDiego Delso, 2013, CC-BY-SA3.0
グダニスク造船所
もともとナチス・ドイツのが作った造船所を1945年に再建稼動させたものです。グダニスクでは、1570年代から造船業が発達しており、ナチス・ドイツがグダニスクを占領したときに4つの造船所を操業しました。第二次世界大戦後、ポーランド人民共和国の造船所となった当初はグダニスク造船所と称していたが、1967年にレーニン記念グダニスク造船所となりました。
ⒸWikiAmy, 2009, GDFL1.2,. CC-BY-SA3.0
グダニスク造船所と連帯記念碑
連帯記念碑はグダニスク造船所の前にあります。
「連帯」というのは1980年、ポーランド及び社会主義国として初の労働者による自主的かつ全国規模の労働組合としてグダニスク造船所で結成されました。当時電気技師であったレフワレサ、後のポーランド大統領が初代議長です。この民主化運動に当時の共産党政府も戒厳令を敷き多くの人が拘束され、犠牲となりました。その鎮魂の記念碑です。
ⒸNikater, 2010, GDFL1.2, CC -BY-SA3.0,2.5,2.0,1.0
第2次世界大戦勃発の地 ヴェステルプラッテ
ヴェステルプラッテはグダンスク港の突端にある岬で、1939年にナチス・ドイツがポーランド侵攻した場所で2600名の圧倒的なドイツ軍にたった百数十名の兵士で1週間持ちこたえた、ヴェステルプラッテの戦闘で有名な場所です。当時のトーチカなどもそのまま残してあります。