世界遺産: マルボルクのドイツ(チュートン)騎士団城
グダニスクはハンザ都市時代の栄華を旧市街に残し、特産品の琥珀を売る店が軒を連ねています。木造の巨大クレーン、ジュラフには目を見張ります。郊外には世界で 3番目に美しいと言われたオリーヴァ公園、世界一美しい音色と言われたパイプオルガン、近郊のドイツ騎士団の居城であった世界遺産のマルボルク城があり、床暖房設備は一見の価値があります。「連帯」 のグダニスク 造船所と連帯記念碑も見逃せません。
高い門
16世紀には城壁があり、門の外側には幅50メートルの濠がありました。現在は城グダンスク旧市街への入り口となっており、門の上には獅子の彫刻、中央にポーランド紋章、右側にグダンスク市の紋章が残っています。
囚人塔
旧市街地入り口の高い門を抜けたところにあります。街の防衛のために建てられましたが、17世紀初頭に牢獄になりました。現在は琥珀博物館になっていて塔に上がると旧市街を一望できます。
ⒸAneta Lazurek, 2012, CC-BY-SA3.0
黄金の門
旧市街地に入る時の3つ目のモニュメントで、1614年に建てられました。ここから繁華街のドゥーギ広場が始まります。黄金の門はハンザ貿易で栄えた商人が自分たちの栄華を誇示するために建てたといわれています。
ドゥーギ広場
ドゥーギとはポーランド語で「長い」という意味で、その名の通り非常に長い通りのような広場になっています。広場の周りを中世の貴族が暮らした趣ある家々が取り囲んでいます。この広場では様々な祭典が行われていて多くの人でにぎわっています。
ⒸŁukasz Golowanow, 2008, CC-BY-SA3.0
旧市庁舎
1379年に着工し1400年代に入って完成しました。現在の尖塔は1561年の完成です。14世紀のグダニスクは、ハンザ同盟都市として繁栄し栄華を誇っていました。この旧市庁舎はグダニスクの「富」とヨーロッパにおける「地位」を顕示する存在でした。上の展望台からは街の美しいパノラマが広がります。
ⒸMarcin Białek, 2008, GDFL1.2, CC-BY-SA3.0,2.5,2.0,1.0
ウプハーゲン博物館
ウプハーゲン博物館は、かつてグダンスクの評議員であったウプハーゲンの邸宅です。ロココ調様式で建てられています。現在は博物館となっており、当時の富裕層の邸宅の内部を垣間見ることができ往時がしのばれます。
大武器庫
旧市街ドゥーギ広場にあり、ルネサンス後期の様式をもつ大変美しい建物です。第2次大戦で大きなダメージを受けましたが、1945年に再建されました。
ネプチューンの噴水
ネプチューンのブロンズ像は17世紀に造られました。ドゥーギ広場のほぼ中央にあります。バルト海に面したグダンスクらしい守護神です。伝説では、噴水に人々が金貨を投げ入れるのを嫌がって、手にした三叉の矛で水を突き、金貨を金箔に変えてしまったといわれています。
© Piotr Marynowski,CC-BY-SA-3.0,2010
緑の門
旧市街ドゥーギ広場の突き当たりに位置しており、その向こうはモトワヴァ運河です。1568年に王居として作られました。ベルギーのアントワープ市庁舎に大きな影響を受けたと言われており、現在は国立博物館の分館となっています。
ⒸMarcin Białek, 2008, GDFL1.2, CC-BY-SA3.0,2.5,2.0,1.0